【庭木が大きくなって狭い】剪定する時期と切るべき枝の種類

2024.02.06

練馬区を中心とした関東圏にて、剪定や伐採、外構工事などを承っております、「庭屋かつら」です。

お庭や玄関近くに植えてある木が大きくなると、狭く感じたり、道路・隣家の敷地にはみ出して迷惑をかけてしまったりすることが。
剪定して何とかしたいところですが、やみくもに切ってしまうと木が枯れてしまう可能性もあります。
せっかく植えた木なら、元気なままでいてほしいですね。

今回は庭木を自分で剪定したい方に向けて、剪定の方法・時期、切るべき枝についてご紹介いたします。
ぜひ参考にしてみてください。

■ 主な剪定方法

主な剪定方法としては、以下があげられます。
木の種類によっては特有の剪定方法もあり、松の場合は「揉み上げ」などがあります。

・すかし剪定

枝や葉っぱの量を減らし、隙間をつくる剪定です。
隙間ができるため風通しがよく、虫の発生を抑えて日当たりがよくなります。

・切り戻し

枝を先端から半分~3分の1ほど切り、サイズダウンさせます。
街路樹などでもよく行われており、庭木を小さくしたいときは周囲に注意しながら行いましょう。

・刈り込み

生垣など、形を維持するために、表面に伸びてきた新芽を切ります。
初心者でもやりやすいですが、何度も行うと表面が密集するため、中の枝に日光が当たらなくなります。

■ 切る時のポイント

枝葉を切る際は、以下に気を付けながら行ってみましょう。

・外向きに生えている芽から上を切る

木から外向きに生えている芽は、将来的に外側へ向かって枝葉が伸びていくため、樹形がきれいになります。
そのため、この芽が先端に位置するよう、5~10mm先端を残して切るのがおすすめです。
伸びてほしくない場合は、芽より後ろで切っても大丈夫です。

・細い枝は付け根から切る

細い枝を付け根で切ると、その後も形がきれいです。
残ってしまうと枯れて見た目に響くほか、切り口から新しく枝が増えてしまいます。

・太い枝は少しずつ切る

太い枝の場合、のこぎりなどで一度に切ると、途中で枝の重みがかかって、幹の樹皮が裂ける恐れがあります。
切りたい部分A点から少し離れた枝先側に、下から切れ込みB点を入れ、切れ込みB点より離れた枝先側C点で一度枝を切り落とし、最後に切りたい部分A点を切りましょう。

■ 木の種類によって剪定時期は異なる

木の種類によっては、剪定を行ったほうがいい時期・避けたほうがいい時期があります。
基本剪定は不要な枝葉を切り落とし、骨格を整えるもので、軽剪定は伸びすぎた枝葉を切って軽く整えるものです。

・常緑針葉樹

杉・松・コニファー
基本剪定の時期 3~4月
軽剪定の時期 9~10月

冬場でも葉が緑で、針状の葉がついている木です。
新芽が育つ前に基本剪定を行います。夏場に伸びた場合は秋口ごろの軽剪定がおすすめです。

・落葉針葉樹

イチョウ・カラマツ・メタセコイア
基本剪定の時期 12~3月
軽剪定の時期

お家の庭木としてより、背が高いために公園や街路樹として植えられていることの多い木です。
寒い時期の剪定がおすすめですが、癒合材などで切り口の保護が必要です。

・常緑広葉樹

椿・金木犀・オリーブ
基本剪定の時期 3~4月・5~6月
軽剪定の時期 8~10月

冬になっても葉が緑で、葉っぱが丸い木です。
寒さに弱いため、冬の終わりや、夏の入り口あたりの剪定がおすすめです。

・落葉広葉樹

アジサイ・紅葉・ハナミズキ
基本剪定の時期 12~2月
軽剪定の時期 3・6・9・10月

秋ごろになると葉っぱが色づく木です。
葉っぱが落ちる冬頃は休眠しているため、剪定に適しています。軽剪定は紹介した時期以外だと樹液が流れやすいとされています。

■ 切るべき枝とは

剪定したほうがいい枝には生え方に特徴があり、将来的に木の生長を妨げたり、日当たりが悪くなったりする恐れがあります。

切るべき枝 特 徴
立ち枝・下り枝 横方向ではなく、上・下の方向に生えた枝
逆さ枝 幹に向かって生えた枝
からみ枝 ほかの枝にからみつくように生えた枝
交差枝 必要な枝に交差するように生えた枝
平行枝 ほかの枝と平行になるように生えた枝
ふところ枝 枝の根元あたりから生えた細い枝
徒長枝 主枝から上に向かって真っすぐ生えた枝
腹切枝 幹から直接生えた枝
車枝 車輪のように一本の主枝から放射状に延びた枝
ひこばえ 地面近くから生える細い枝
枯れ枝・腐った枝 元気がない、変色している枝


■ 切った木はどうすればいい?

剪定して切り落とした枝木は、どう処理するべきなのでしょうか。

・可燃ごみとして出せる

たいていの場合は、可燃ごみとして排出できます。
各自治体によって条件が異なり、練馬区の場合だと、「長さ50センチメートル・直径10センチメートル以下に切り、直径30センチメートル以内に束ねてください」という指示が出ています。
大きさや量によっては、粗大ごみに分類されることもあるため、注意しましょう。

・薪としての再利用も

薪用に切って、再利用もできるでしょう。
広葉樹は火持ちがいいため、薪ストーブやキャンプ用の焚き木などで利用しやすいです。
生木だと水分を含むので、使用するには8か月乾燥させる必要があります。

・不用品回収業者に処分を依頼することも

費用はかかりますが、不用品回収業者に処分を依頼することもできます。
枝以外に処分したいものがあれば、こちらを利用するのがいいかもしれません。
剪定業者でも、剪定した枝の回収のみを行っているケースもあります。

■ 練馬区での庭木の剪定は「庭屋かつら」へ!

庭屋かつらは、練馬区を中心とした関東圏にて剪定をはじめとしたお手入れ、外構工事を行っております。

剪定は個人でもできる作業ではありますが、ものによって高所に上ったり、重い枝を切ったりするため、慣れていない方には危険です。
木によっては夾竹桃など、樹液に毒が含まれているものもあり、皮膚に触れるとかゆみや炎症が起きます。
少しでも危ないと感じましたら、ぜひ当方のような植木や造園の専門業者にお任せください。

当方では剪定だけでなく、伐採・除草・庭掃除なども実施できますので、あわせてのご依頼も可能です。
関東圏だけでなく、他エリアのお手入れもご相談ください。

ご相談・お見積りはメールフォーム・お電話より受け付けております。
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■ まとめ

剪定を行う際は、木の種類によって時期を選び、切りすぎないよう適度に枝を落とすようにしましょう。
なお、普段慣れていない方が行うと、はしごからの墜落といった危険があるため、できれば植木屋さんなどに依頼するのがおすすめです。

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